ネパールは温泉が多い国というわけではないけどちょいちょい温泉が湧いている。そのうちには有名で多くの人が行く場所もあるけどせっかくなら俺はちょっとマニアックなところを探してみようと思った。
マチャポカリへはジープのチャーター、シェアードジープ、ローカルバスの3種類があるというのが事前情報だった。チャーターは物価の安いネパールでもそこそこするようで、シャブルベシまでだと20000ルピーはするとか。ローカルバスは1500ルピーほどとめちゃ安いが、時間はかかるし狭く乗り心地は良くないようだ。シェアードジープだと少し高いが時間も早いというのでシェアードジープがいいかと思っていた。
ところがマチャポカリでいくら聞いてもシェアードジープはない、バスに乗れと言われる。しばらく探したが本当に見当たらず、シェアードジープはないと判断しバスのチケットを購入。
6時頃のカトマンズ盆地
カトマンズ盆地を抜けるとこんな風景が多くなる
7時40分、一度目の大休憩。しかし何分かわからないのでバスの近くで腰掛けて出発を待つ。
俺はこの先の山の中にあるタトパニに行きたいのだが、けっこう遠いので可能ならここでジープを捕まえようと思っていた。ちょうどジープがいたので運転手に話しかけ、タトパニまで乗せてってくれないか?と聞くと2000ルピーならいいよということだった。それくらいなら全然ありと思って乗せてもらい、走りながら地図をみてるとどうも道が違う。ちょっと止めてもらい、もう一度確認するとどうやらこの先に別のタトパニ(温泉)があり、そっちのほうがメジャーなのでそこだと思ったらしい。
俺らがいきたいのはこっちの山の中のタトパニなんだ、というと、そっちは道が悪く行くことができない、ということだった。それなら仕方ない、数時間かかるが歩いていくしかない。とりあえず山のタトパニへの入口まで送ってもらって、約束のお金の半分の1000ルピーを渡して納得してもらった。
そこには4人の男女がいて、ここでボスを待っているということだった。こんなに人数乗れるのか?と心配だったし、1時間待っていてもなんの動きもないので大丈夫かと心配になったが彼らは不安そうな俺らをみて大丈夫、ボスは来る、と言ってくれる。
そしてやってきたのは…バスだ。そう、彼らはバスと言っているのだが発音が俺らと違うので俺らはボスだと勘違いしていた。そういうことか…
と安心したのもつかの間、バスは超絶混雑。俺らのバカでかいザックを屋根に載せてもらって、足の踏み場もないような車内になんとか乗り込む。ドアのところの人はドアを開けっ放しで半分身を乗り出している。
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