Monday, February 16, 2015

2015-02-15 金城学院大学 小幡緑地

バレンタインデーの翌日は金城学院大学の周辺を散策してきました。まあバレンタインデーの翌日、というのはなんも関係ないです。一個ももらってないですしお寿司。

これは行く途中にみかけた、庄内川からの水門ですが中央にある階段が非常に渋い。通常利用される階段ではないので「路段」とは言いがたいですがそれを差し引いても見応えのある階段です。

そしてこっちは矢田川から黒川へ流れる水門。こっちも階段がいい!木造の水門というのも熱い。これは文化財として残されてるもので、その奥にちゃんとした機械式の水門があるようだ。

ついでに今は名鉄小牧線が地下化したため地上にあった線路がなくなり、線路跡になっていました。廃線ではないけど線路はない、というちょっと変な感じ。

ここからが小幡緑地周辺の写真。直線的に続く坂道がサンフランシスコのようですね。見えない? もっと心眼を鍛えてください。

金城学院大学の教会が見えます。この教会は高台の上にあって遠くからもよく見えるので、高校生だった自分はこれが見えるとちょっと胸がキュンとしました。ところがこの日は日曜であったため金城学院大学の女子大生はひとりもいません。土曜に来ていればバレンタインチョコのひとつやふたつもらえたのではないだろうか…

金城学院の裏手に回ると非常に閑静な住宅街が広がっていました。オシャレでお金かかってそうな家ばかりw 島と違って廃屋はほとんどない。階段もコンクリできっちり作られています。

この辺はスリバチではなく単純に谷になっています。というかここらへんはスリバチが少なくて谷が多いように思った。

最後は竜泉寺のほうまで歩きました。「竜泉寺の湯」の目の前にある階段なんですが、竜泉寺の湯の駐車場から見えるように格安温泉の看板がでっかく設置されていますw

最近は島の階段に連続していっていたのでこういう普通の住宅街の階段を歩くのはひさしぶりでした。雰囲気としては東京の板橋区成増あたりに似ている。見事にすべての階段がコンクリ製でしたね。

https://plus.google.com/u/0/photos/117067248880908303542/albums/6116061591234836321

Wednesday, February 11, 2015

2015-02-09 伊勢 鳥羽 神島 答志島 フィールドワーク

今度は鳥羽と伊良湖岬の中間にある神島に行ってきました。神島は距離的には伊良湖のほうがちょっと近いけど鳥羽市なので鳥羽から定期船が出ています。伊良湖側にいく船もあるんだけど神島に寄る便数が少ないので基本的には鳥羽からのアクセスになります。

まずは前乗りして伊勢の階段を見てきました。階段の場所と伊勢神宮が近かったので入り口まで行ってみた。中には入りませんでしたが。

伊勢はそんなに階段の数自体は多くなかったですがやっぱり伝統のある街ですから楽しかったです。

二日目は7時40分の船に乗るため鳥羽駅に向かい、時間がちょっとあったので鳥羽駅裏の階段を見てきました。これがまたいい階段だったんですよ。数はないけど密集しているので鳥羽にいったらぜひ見ておくべきだと思います。

向かいに見えるのは鳥羽城跡。ちょうど谷になって見応えがありますね。古地図を見ると鳥羽城の周りはお堀になっていたようなので、この谷はお堀を埋め立てて作られたものなのでしょうか。

さて神島に着きました。天気予報では雨は朝のうちに止むということだったんですけどかなり降っています。船着場の待合室でちょっと待ってたんですが止みそうにないので雨の中階段巡りすることにしました。

神島は三島由紀夫の「潮騒」の舞台になった島で、はっきりいうとそれ以外の観光資源はあまりないのでやたら島中でそれを推していますw しかしWikipediaを見ると潮騒は5回も映画化されてるんですね。昭和って今とは小説や娯楽に対する感じ方が全然違ったんだろうなあ。今ではどんな人気小説でも5回映画化するとか考えられないですよね。

神島は伊勢湾三河湾にある島の中では篠島についで階段が多い島です。住宅地域における密度で言えば一番かもしれません。

篠島もそうだったんですが、Google Mapsには載ってない階段も多いです。解像度は高い地域なんですが階段が記載されていないということは地図を作っているゼンリンが現地調査をしていないということなんでしょうか? 小さな島なのでほぼすべての道を歩いて階段を探すことになりました。

日曜に行ったのですが観光客は自分の他にカップル一組がいただけ。観光の島としてはこれは寂しい… あとは夕方待合室で釣り客が何人かいました。

島中に井戸がありましたけどWikipediaによると島は水道が敷かれるまで慢性的な水不足であったとのことで、これらの井戸が生きていたのかどうかはわかりません。

海辺に今でも営業してるっぽい食事処があったんですが残念ながらこの日はやってないみたいでした。仕方ないので地元向けの商店でパンを買って船の待合室で食べてた。後から来た釣り客がカップラーメンにお湯を入れて持ってきてたんですがあの商店でお湯も入れてくれたのかな? だったら自分もそれにしたかった!

島の裏手にある監的哨。潮騒のクライマックスシーンで描かれる場所とのことです。こういう施設にしては珍しく立ち入り禁止ではなかった。でも雨がかなり強くて登ったところで何も見えないので外から見ただけ。

島の南側にあるカルスト地形。横が小中学校なんですが、街から学校までわりと距離があります。

鳥羽行きの船は15時45分が最終なので日の入りを見ることはできません。でも13時位に晴れてきたのでもう一度回って階段を撮り直しておきました。帰る前に商店でアイスを買ったんですが、書かれているアイスの名前がことごとく間違っていましたw 「パキンエル」は考えても元が何かまったくわかりませんw

向こうに見えるのが渥美半島の伊良湖岬。

帰りの船が答志島に寄ったんですがそんとき神島より答志島のほうが規模が大きいからこれより後の船があるかもしれないと思って慌てて調べてみると2時間後まで船があることがわかったので急いで船を降りました。答志島は広いので2時間で回ることはできませんがちょっとだけでも見ておこうと思いまして。

ここは島の反対にある港に行くための一本道なんですが「へーふり坂峠」という名前が着いています。坂に名前が着くのはだいたい都市圏なのでこういう地方で見かけるのは珍しくちょっとテンションが上ります。

答志島は面積が大きく、平地もあるので路段はかなり少なかったです。代わりに人口は多いようで商店、飲食店も営業していて活気を感じました。旅館も客がいるようだったし。天然温泉と書かれていたのですがやっぱり天然温泉があると観光客も来ますよね。コンビニまではないので篠島よりはレベルが高いかもしれませんが島遊びをするにはいい場所だと思いました。

答志島から見る夕日は素晴らしかったです。これで伊勢湾内にある階段のある島はもう行ってしまったことになるので、また島階段が見たいとなると瀬戸内海まで行かないといけません。大変だなーw

https://plus.google.com/u/0/photos/117067248880908303542/albums/6113749911650664049

2015-01-31 志摩 大王崎 間崎島 フィールドワーク

三重県志摩市の大王崎に行ってきました。去年の秋に志摩へサーフィンしにいったとき一応地図で志摩全体に階段がないか探したんですが見つからなかったんですよね。しかし志摩生まれの友人が大王は階段多いというので地図で確認してみると確かに!Google Mapsで階段を探すときはかなり拡大しないといけないし、これだけ小さい部分に集中してるとそりゃ見逃しますよ。

志摩はリアス式海岸なのでかなり街に坂が多いんだけど、階段があるのは大王だけというのはとても面白いです。

これはリアス式海岸全体の特徴なのかわからないけど大王を歩いてるときに思ったのはリアス式海岸だから海からすぐ崖になってるんだけど、内陸側はまたすぐに落ち込んでいるんですよ。つまり崖というか自然に出来た壁のような状態になっている。これはなかなか面白い地理的特徴だと思います。

大王地区で特によかったのがこの階段。逆光であまり綺麗に撮れず伝わりにくいですが下から上までずっと石畳の階段が続いています。これが神社の参道や旧街道ということであればわかるんですが住宅街の中にひっそりとあるところが自分の琴線に触れます。ここでおにぎり食べましたが風が強くてちょっと寒かった。

上記の階段を下から見たところ。これだけ見ると有名な沖縄の首里金城町石畳道と言っても騙せそうです。

銭湯の跡と階段。なかなか立派な煙突で見応えはありますが安全なのかちょっと気になります。

大王崎灯台手前。大王崎灯台は常時開放されていて寄付金200円で登ることができます。そこまで高くないのでぜひ登ってみましょう。

しかしまあ灯台の真下からは灯台自身の写真は撮りにくい。ちょっと離れたところにある公園からだとなかなかよい構図で灯台を見ることができます。

灯台から大王町側を見たところ。けっこう住宅が広がってますが階段があるのは手前側の一部だけです。

これは路段ではなく普通の民家ですがこうやってコンクリ製の平屋の屋上に登る階段があるところがなんとなく海の町っぽくないですか?

これは大王町を離れ片田という地区で見つけた階段。片田には階段は数カ所しかないんですが、逆にそれだけでも集まってるといえるくらい志摩には階段はありません。ほんと大王だけが特殊なんです。

片田から和具港まで歩いてきました。5kmくらいなのでたいした距離ではないですが風強いしけっこう寒かった。ここから近鉄の始発駅である賢島まで船が出てるんですが、途中間崎島という島に寄港するのでそこで降りてみることにします。なお和具港は特に待合室とかないのでめちゃ寒い。切符売ってる民宿が食堂もやってたのでそこでご飯を食べながら船を待ちました。

間崎島に着きました。驚くほどなにもないです。民宿も売店もない。人口は100人いるかいないかで、学校はすべて廃校になっているそう。和具港と賢島の中間にあってどっちも遠いわけじゃないので日用品はそっちに出て買えばいいんでしょうけど、賢島も和具港も港のすぐそこに商店があるようなところではないのでやはりかなり不便であると思われます。

間崎島で路段だ!と言える階段は2箇所だけ。昔は真珠の養殖でかなり発展し人口も多かったそうなので階段の少なさはちょっと意外かもしれない。

でも間崎島の渚からみる黄昏は非常に綺麗でした。古民家を使った再生的な活動でもう少し活気を取り戻せるといいんですけどねえ。休憩する場所もあまりないし間崎島は島遊びとしてはけっこうレベル高めなのでちょっと人には勧めにくいかもしれないw

https://plus.google.com/u/0/photos/117067248880908303542/albums/6110724688771538817