Monday, October 10, 2016

長崎の階段

日本で最も広大な階段群は横浜〜横須賀の横横階段群ですが、圧倒的な密度という意味では長崎市も日本一の階段群と言っていいと思います。
長崎市はとにかくすべての住宅が斜面に建っているのでは?と思えるほど斜面だらけ。坂の街と呼ばれる街は全国に何箇所もありますが、群を抜いているといえます。

しかし長崎の階段を歩いているとひとつのことに気がつくと思います。それは「白線」の存在です。
長崎の階段はたいてい白線が引かれています。これは役所が行っているわけではなく、学校や自治体がボランティア活動として行っているようです。そしてかなり熱心に行われていて、すり減って見えなくなっている…というような階段はほとんどありません。どこも綺麗に書かれている。

この白線、人間の目にすごくキャッチーで歩いてるとものすごく目に入ってきます。階段の印象が白線に覆われていく。ある意味階段巡り殺しです。でも安全のためには仕方ありませんね。実際階段で滑って怪我をしたり、死亡事故になってしまう件数というのはかなり多いようです。この白線によって件数が減ったかどうかは定かではありませんが、夜でも目立つしある程度効果はあるのではないでしょうか。

あと手すりがこの白パイプなのも長崎の特徴です。白線と白パイプ、この二つが揃ってたらまず長崎と思って間違いない。

こちらは佐世保市ですが、白線と白パイプは同じですね。ただし自分の感覚では白線率が長崎市より低いように思います。佐世保の階段を巡っているときに地元の年配者にお話を伺ったのですが、あまりに階段=白線という感覚が強いので自宅の中の階段にも白線を引く方もいらっしゃるそうですw

長崎の階段の猫率はそこそこ。めちゃくちゃいるってわけでもないけど時折出会う。

しかしまだ長崎市の階段の1/3も巡ってないので、早くまた長崎に行きたいなー。