5時半起床。夜明け前に外をみると左側山の上に明かりがいくつも見えている。明るくなってから確認すると小さな集落があった。崖のような斜面の上にあり、とても車道はつながっていないような場所だ。ネパールにはこういった、徒歩でしか到達できない集落が無限にある。
ただ明かりがいくつもあることからわかるけど自家発電ではなく電線が引かれているようだ。ネパールのインフラの優先度は携帯電波>水力発電による電気>車道になっている。
朝食はパンケーキ。多くはないと思うが食べきれず彼女に少し食べてもらう。部屋代は食事含めて2820ルピー。部屋が1000ルピーというのはけっこう強気。
7時過ぎに出発。プレリは標高1900mくらいなのでまずは400m下がる。
カリコラKHARIKHOLAまで3時間。しかし現地の人と話すと、目的地までの時間をネパールの人は必ず自分を基準に答える。彼らが3時間といったときは6時間みておいたほうがいい。まあ俺らが特に遅いってのもあるが。実際ここからカリコラまで5時間かかった(途中迷ったりしたが)。
8時半に橋の近くまできたのでロッジでお茶休憩。
このあたりは他のトレッカーの記録を見てても道を間違えたという話が多かったのだが、俺らもご多分に漏れず道を間違えてしまった。まあ完全に間違えたわけでもないがあまり使う人のいないマイナールートで、踏み跡が怪しい。
地図にある細い道はこの先崩れてるように見えて危なそうで、地図にはないけど尾根を登っていく方が安全そうだったのでそっちに切り替える。なんとかお寺の裏に出ることができて一安心。しかしこれで1時間くらい余計にかかった。
単独日本人とすれ違って少し話をする。彼はディンボチェまで行ったがそこで雪に捕まり1週間移動できず、日程的にそれより上に行くことは諦めて下山してきたらしい。普通雪はもう少し先なのだが、この年は異例に10月末に大雪が降り各所で雪崩などの被害が発生した。俺たちはまさに雪が止んだタイミングでネパールに到着したのでとても運が良かったのだ。
ロッジのマスターはほとんど英語ができなかったが、たまたま息子が帰省中で彼はけっこう英語が話せるので彼に食事の注文などを伝えた。彼はカトマンズで大学生をしているらしい。日本に興味があって鬼のタトゥーを入れたいと言っていた。
大学の専攻なのかわからないが経済に興味があるようで日本の経済についてもいろいろ言われたが、俺としては経済だけを追求するのではなく同時に自然環境や労働環境にも目を向ける必要がある、日本は経済的発展はしたがそういう失敗も多かった、というようなことを簡潔に話した。
胃もたれが始まったので胃薬を飲む。前回胃もたれにかなり苦しんだので今回は胃薬をたくさん持ってきた。
ただ量はここも多すぎで、半分しか食べられなかった。ネパールの文化では残すことをあまり気にしてないのだと思うのだがやはり減らして頼まないとな。
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