Saturday, January 9, 2016

階段ロゲイニング

階段ロゲイニングというスポーツをご存知だろうか。地図とコンパスを片手に野山を走り回ってチェックポイントを通過し早さを競うロゲイニングというスポーツがあるが、階オリは簡単に言えばそれの階段版である。
まず主催者が地図を用意し、地図には階段の位置がプロットされている。あとはこの階段を全て回ればいい。細かいルールやテクニックとしては以下のものがある。

階段は必ずしも上り下りする必要はないが、上からと下から撮った写真が必要である。長い階段は行きしに上からと撮り、戻り道で下から撮る、というテクニックを覚えよう。
(回り込むように移動することで中央の階段を登ることなく上からと下からの撮影に成功している)

次のチェックポイントまでの最短距離だけではなく、次の次、全体での距離を考える必要があり、地図から高低差を読み取っていく頭脳ゲームでもある。
なお地図は地形図ではないのでこのような地図があったときどこが谷でどこが尾根筋なのかを見極める必要がある。例えば学校は丘の上にあることが多いのでそこに登っていく坂だな、という予想が立てられる。

また、地図上では道になっていたのに私道だったり工事などで通行できず、その場で変更を迫られることも多い。緻密な計画を立てていたとき一つの道が通れないだけで全体の経路を見直す必要があることもあり、計画の柔軟性も求められる。

もちろん街中の路上で行われるスポーツなので順位や時間にこだわらず安全重視で楽しむことが大切である。

※当記事は当初「階段オリエンテーリング」というタイトルでしたが回る順番が決まっていないことがオリエンテーリングではなくロゲイニングであることがわかったので記載を変更しました。関係者に陳謝しお詫び申し上げます。