2026年6月26日金曜日

2025-11-15 ネパール エベレストトレッキング再 15日目 ルンデン散策

5時起床。あまりに疲れていて寝付きがよくなかった。ゆっくり寝るつもりで朝食を7時にしたので、ルンデンの集落を少し歩いてみる。と言ってもかなり小さな集落なのですぐ歩き終わるが。指向性アンテナらしきものがあった。下の集落からWi-Fiを中継してるのだろうか(昔働いていた山小屋で似たようなものが設置されていた)。

朝食はシェルパシチュー。

高所では石油のような燃料も薪もない(木が生えないし、国立公園内なので伐採も禁止)のでヤクの糞を乾かしたものを燃料にしている。ヤクの糞は乾燥させたら匂いはなくなるのだが、そんなに火付きがいいものではないのでなかなか燃えない。でもそれがいい面もあって、ゆっくりじわじわ燃えるのですぐなくなることはないようだ。あとストーブがそこまで熱くならないので一瞬触っても火傷することがない。よくストーブの周りで子どもが遊んでて危ないなと思っていたが、どうやら熱くないから囲いもしないようだ。

この日はもう少し北のAryaというところに1軒だけあるロッジに泊まろうと思っていた。グーグルマップにレビューが1件しかないのだが去年細かく書いてる人がいて、12月までやってるって書いてあったのだ。ガイドっぽい人にその話をしたら女将さんにも確認してくれて、あるよって話だった。しかし荷物をまとめてチェックアウトするときカウンターでお兄さんにまた話したら、Arya Guest Houseは今誰もいないと言われる。それなら仕方ない。Aryaの方へは行きたいので、ここに連泊することにしてまた部屋に荷物を戻す。




北のほうはわずかに集落(というほどでもない家)があるのだが、トレッキングルートではないので誰にも会わない。人が住んでいそうなところもあったが一人も見なかった。この一帯で見かけた、四角っぽく置かれたような石。自然にこうなったとは思えないし、何箇所もあるし、いったいなんだろうか。

Arya Guest Houseは実際無人だった。実は昨日ルート途中で分岐してここに直接降りてくるルートというのもあり得たのだが、もしもやっていなかったときのことを考慮してルンデンに下山していたのだ。昨日ここに降りてきてやってなかったら本当に泣くほどしんどくなっただろうからルンデンにしてよかった。

3時間ほどいったところで昼休憩したときに食料を忘れてきたことに気がついた。彼女が少し携行食を持っていたので飢えるほどではないが、ここで戻ることにした。予定ではもう少し先まで行こうと思っていたのだが。

ここまでやってきた目的は、この谷はストリートビューの写真が一枚もないのでここで360度写真を撮ってストリートビューにアップロードしたかったのだ。目的を果たせた。

対岸に犬っぽい動物が見える。でも犬ではないし、後でみた図からするとジャッカルではないだろうか。

13時半ごろロッジに戻ってゴーキョのベーカリーで買ったチョコレートパンを食べたのだが美味しくなかった。粘土のようだ。600ルピーもしたのに。ソーラーパネルでの充電でモバイルバッテリーが43%から97%とめっちゃ充電できた。これでもうルクラまで充電しなくてもいけるだろう。

夕食のダルバートはカレー野菜付き。

ところで今回のトレッキングはアジア人より西欧人のほうが多いな。しかし前回も含めて、トレッキング中にアメリカ人に会ったことがない。アメリカ人はあんまネパールトレッキング興味ないのかな?

2026年6月25日木曜日

2025-11-14 ネパール エベレストトレッキング再 14日目 ゴーキョ~レンジョラパス~ルンデン

5時に起床し、6時朝食。俺はベジサンドイッチで、彼女はハッシュブラウン(ふたりともハッシュブラウンがなにかわかってない)。どちらもめちゃくちゃニンニクが効いててちょっときつかった。

二日間の宿代は13930ルピー。今回のトレッキングで泊まったロッジの中では飛び抜けて高いがそれでも去年のゴラクシェプ二日間で23450ルピーよりは安い。今回めちゃんこ高いのはゴーキョだけだと思うのでがまんしよう。しかし注文がネパール語で書かれてるの初めて見た。

6時40分 出発のときあんまり表に出てこなかった女将さんが声をかけてきてリフレッシュガムをくれたw やっぱニンニク効きすぎって思ってるんかな。

道が凍ってて滑り落ちそう。
ゴーキョレークIIIの横を通りながら夜明けを見る。

8時20分 標高4950mあたりで雪が深くなってきたのでチェーンスパイク、アイゼンを付ける。

5000mを越えてから彼女の足取りが重くなってきた。前日のゴーキョリでは彼女のほうが元気だったのに今日は俺のほうがけっこう調子いい。そのため彼女の荷物をできるだけ俺のザックに移しておく。



レンジョラパスまで3回くらいかなり急な斜面があって、とてもしんどかった。下ですれ違った人に「峠まであと30分くらいだよ!」と言われてそんなわけねーだろと思ったけど、実際そこから峠まで1時間半かかった。英語で話したけど雰囲気的に日本人っぽかった。あれはちょっとむかついた。適当なこと言うな。

12時、レンジョラパス(標高5345m)到着。俺もかなりしんどかったが、彼女は限界ギリギリだったようで写真を撮ったらすぐに反対側に降り始める。

下に湖がみえる。グーグルマップではNgoldumba Tshoという名前。降り始めてすぐのところですれ違った人にあとどれくらい?と聞かれてすぐそこに見えてるよ、5分もかからない、と教えたらめっちゃ喜んでた。気持ちはわかる。

その後の7,8人のトレッカーグループの中にひとり日本人でけっこう高齢の方がいた。すごいな。ゴーキョ側はひたすら直登だったのになぜかこっち側はすごい曲がりくねって降りていく。真っすぐの道ならもっと早く降りられるのに…

Ngoldumba Tshoで遊泳。前回は4回くらい水に入ったが今回はこの1回のみ。それでも標高5000mで泳げたので満足。死ぬほど冷たかった。ルートから湖まで離れてたら入るのきつかったけど、ちょうど湖の真横を歩く道だったので時間ロスがほとんどなかったのも助かった。

あとはルンデンLungdenまで降りるだけ。しかしこれがめっちゃ遠い。そして実はちょっと水が不足気味。ないわけじゃないがガブガブ飲めない。

北アルプスの双六岳の天空の滑走路のような風景。

16時、やっと下にルンデンが見える!ここからまだ1時間かかりそうだけど真っ暗になってたどり着けない、ということにはならないので一安心。ちなみに他の人のトレッキング記録で、この峠越えが5時間という地元の言う時間を真に受けて昼に出たら全然間に合わなくて真っ暗になって、しかもライトもなくてほぼ遭難状態でルンデンについたという記録を読んだ。さすがにそれはアホすぎると思う。登山に興味なくてもエベレストトレッキングするなら日本で何度かそれなりの登山しておいたほうがいい。

彼女の荷物も詰め込んだので25kgくらいになってる。重さだけで言えばポーター並み。ただポーターをこの荷物でスタスタ登っていくわけなので、実際には雲泥の差がある。

17時、ロッジに到着。ルンデンには今ロッジが3軒くらいあるっぽい。そんな古いところもなさそうなので適当なところにチェックイン。

疲労で体が冷え切って寒さで震えていたが、お茶を飲んでストーブにあたってなんとか生気を取り戻した。他のトレッカーにどうだった?聞かれたので Completely knackered! と言ったら笑っていた。とネパール出身で今はノルウェーに住んでいるという女性としばらく話した。

晩ご飯はトゥクパ。とにかく疲れた。しかしやりきった。

2025-11-13 ネパール エベレストトレッキング再 13日目 ゴーキョ~ゴーキョリ

6時半に朝食、サンドイッチ。ポテトはついてなかった。二人で違うサンドイッチ頼むと半分交換できる。ゴーキョリに向かうが今日はまたゴーキョで泊まるので部屋に荷物は置いたまま。

7時に出発したときはかなり寒かったが、ゴーキョリへ登り始めしばらくすると日が当たるようになって暑くなってきた。5000mくらいから歩くところにも雪が出てきて歩きにくい。



ロッジで限界までパンパンだったハッピーターンの袋が5000m近辺でついに破裂。ハッピーターンの袋は5000mまで耐えられる、これだけ覚えて帰ってください。

激しい高山病は出ていないが、足取りがかなり重くなかなか登れない。彼女のほうがずっと早い。一歩一歩登って10時半にやっとゴーキョリ(5357m)に登頂。左の一番高い山がエベレスト。


恒例の山岳クリームソーダ。持ち運びしやすいと思ってクーリッシュを持ってきたのだが、よく考えたらクーリッシュはもみほぐして柔らかくしやすい、つまり凍りにくいアイスなのではないだろうか。昨日の晩窓の外に出しておいたが少しも凍ってなかった。なのでクリームソーダというよりマーブルのソーダになっている。あと一応途中の植物に生えていた赤いベリーの実を乗せている。ちなみに彼女は一度溶けたクーリッシュの味が好みではないらしく、これはイマイチと言っていた。ここまで持ってきたのに…


ところで去年ゴーキョリに登った時なんとなく水着で写真撮ったんだが、最近山と食欲と私14巻を読んでいたら作中で登場する大猿渡直紀という架空の人物の書いた本の表紙がゴーキョリから見たエベレストだと気が付いた。たまたまここで同じようなことをしているってなかなか面白い偶然だ。


登りは3時間以上かかったが下りは1時間半。彼女にチェーンスパイク渡したらとても使いやすいと言っていた。

ゴーキョリに登らず、ずっと北にあるゴズンパツェ Ngozumpa Tse (5553 m)というピークを目指すアイデアもあったんだがそこの麓にいくのに3時間かかるだろうし、登ってる人がほとんどいないからルートも雪で埋もれてそうだし、チャレンジしたところで失敗する可能性100%だったろうからゴーキョリにしておいてよかった。

イタリア語の名前のロッジに入って、カルボナーラを注文。1200ルピーとけっこうなお値段だが久しぶりに違う味を食べて気持ちをリフレッシュできた。

ゴーキョは水環境がよくなく、高級ロッジは離れた沢から水を引っ張ってきてるが普通のロッジは湖の水を汲んでるだけで、消毒薬があっても飲むのがためらわれるのでゴーキョでは水を買った。

日の出から日の入りまで一日中ソーラパネルの充電をしていたら15%から67%になった。20000mAのモバイルバッテリーなので10000mA充電できた計算。レンジョラパスの向こうでも充電するタイミングあるだろうから、なんとか有料で充電はしないでいけそうだ。ソーラパネル持ってきた甲斐はあった。

ゴーキョはモバイルバッテリーのフル充電1600ルピー。ゴラクシェプの2500ルピーよりは安い。

チョオユーが赤く染まっている。チョオユーは8201mで、8千m峰の中では一番登りやすいといわれているが、左のなだらかな稜線を見ていると確かに俺でも登れそう…とちょっと思う。絶対無理だけどな。

夕食はチキンカレー。スモールライスと伝えたがガン無視で大盛りライスで食べきれない。夕方についた中国系のソロトレッカーが、入ってきてからずっと1日で自分がどれだけ歩いてきたかを大声で自慢しててかなりめんどくさかった。