2026年6月16日火曜日

2025-11-02 ネパール エベレストトレッキング再 2日目 Kathmandu~Salleri

 3時15分起床、4時チェックアウト。

カトマンズのホテルは受付あたりに寝てるスタッフがいて、その人に声をかけるとドア開けてくれたりタクシー呼んでくれる。Chabahilまで歩いて15分なので今回は歩き。

ネパールでバスを前日に予約すると電話番号聞かれて、当日30分くらい前に電話をくれる。そういうところはけっこう律儀。

4時半発のバスでエンジンかけたからすぐ出るかと思ったらなぜか5時まで待機。しかも誰も乗らない。5時に出発して、空港近くまで走って、また待機して5時半くらいからやっとちゃんとスタート。謎なシステム。

少し郊外まで走ったところで渋滞。どうやらこの先が通行止めになっているようだ。戻って迂回ルートを走り始めた。多分これで1,2時間遅れたがまあ走るだけよかった。

ガソリンはリッター159.9ルピー。日本円だと170円くらいか。意外と安いな。

10時に最初のトイレ休憩。遅かったな。多分迂回の影響でなるべく先に進みたかったんだろう。店に立ち寄るわけでもなくそこらへんでしろというスタイル。

ラメチャップ空港の横を通る。カトマンズのトリブバン国際空港があまりに混雑してるのでルクラまで飛行機で行くときはラメチャップを使うことが推奨されてるんだけど、正直めちゃくちゃ遠いな。俺らはバスで行くつもりだからいいが、飛行機を使うのにわざわざここまでアクセスするというのはかなり面倒だ。


ドライブインで昼食。先にカウンターでお金払って受け取る形式。安定のダルバート。ひとり200ルピー。うまい。

辛子一つかじってみたら死ぬほど辛かった。もう手を出さない。

ネパール名物バスの故障。比較的軽症で20分ほど止まっただけだった。よかった。

この日はSalleriで泊まるつもりだけど、翌日なるべくならTakshinduまでジープで移動してからトレッキングを開始したいので、グーグルマップでSalleriのジープサービスを検索し、出てきた電話番号にWhatsAppで話しかけてみる。ネパールはWhatsAppの普及率が高く、こういったサービスはWhatsAppでやり取りできる可能性が高い。

最初に話しかけたジープサービスはジープはあるが、Takshinduまで(確か)8000ルピーくらいでちょっと高いので却下。次に連絡したところは5000ルピーだったのでそこにした。しかもSalleriでどこに泊まるのか聞かれて、安い宿の名前を出してここにしようと思ってると言ったら「そこは俺の宿だ。ただ、去年移転したから場所がちょっと違う」と言われてびっくり。もちろんそれはとても都合がいいので新しい場所を聞いて、そこに泊まることにした。迂回などで遅くなってきたので着いてから宿を探さなくていいのは助かる。

19時にSalleriに到着。歩いて数分でロッジに着きチェックイン。ここはバスが来る街なのでロッジも普通に電気使える。なお少し前まではSalleriがエベレストトレッキングの入口の一つだったのでここに泊まる人がもっと多かったのではないかと思うけど、今はもっと先までいけるようだ。俺らの乗ってきたバスもSalleriで降りたのは俺らだけで、他に数人いたトレッカーはもっと先(もしかしてSurke?でもあの時間からSurkeまで行けるだろうか)まで乗っていった。

ネパール国内の道路は今どんどん拡張していて、年単位で行ける場所が伸びている。なので地元の人ですら今どこまでバス、ジープで行けるのかちゃんと把握できていない。

ロッジでとりあえず夕食。俺はお約束のワイワイヌードル。街に近いので野菜が豊富だし、卵まで入っている。

夕食後軽く街なかを散策。良い階段がありそう。


2026年6月14日日曜日

2025-11-01 ネパール エベレストトレッキング再 初日 成田〜カトマンズ

家を出発し駅に向かうと羽が落ちていた。そういや昨日はハロウィンだったか。コンビニのゴミ箱に捨てたけど、せっかくなら持っていけばよかったなとちょっと後で後悔した。


横浜駅で横須賀線に乗るつもりが止まっていて、慌てて京急スカイラインに変更。危なかった。

靴のインソールがないことに前日夜に気がついた。当日朝に成田のワークマンに寄ることも検討したけど、電車の時間的にワークマンから空港までタクシーを使うしかなく、インソールのためだけにタクシーを使うのはちょっともったいないので空港内で買えることを期待して直接空港へ。そしてカウンターで荷物預けたあとABCマートに行ったらインソールあったー!!
インソールあるなしで足の疲労度は大きく変わるからね、これは大変助かった。

今回も行きはNepal Airlines。Nepal Airlinesはなぜか成田からカトマンズまで直行便があるんだけど、カトマンズから成田への帰りの便が出てこないんだよね。なんでだろう。機内食は2回。子供だからしゃーないけど前の席の子供が到着までひたすら騒いでて寝れなかった。
これはNARITAではない。
カトマンズのトリブバン国際空港はいつも混雑してるのでなかなかすんなり着陸できない。今回も2周ほどしてから着陸。でもおかげで機内からエベレストを見ることができた。

そしてカトマンズについて到着ゲートで大事件勃発。

パスポートがない。

人生で一番心臓がキュッとした。リュックや服を何度探しても見つからない。ありえるとしたら飛行機内…?でも当然機内には戻れない。警備の人に機内にパスポートを落としたかもしれない、探してほしいと話し、向こうが手配してくれてるうちにいろんなことを考えた。入国したあとパスポートを落としたのであれば大使館で手続きすることになるだろうが、今はまだ入国もしていない。もしかしたらこのまま入国できず帰国…? めまいがする。

警備員が、もう一度カバンの中をよく探すように言ってくる。いや、もう服やリュックは何度も探したんだ…

… …

あった。
あっぶねーーーーーー。リュックの中に自分でも存在に気がついてない内ポケットがあって、そこに滑り込んでしまっていた。警備員にあったあった!と伝える。仕事の邪魔しちゃったなと思ってこっそり少しチップを渡そうとしたんだけど断られた。国際線はしっかりしてるな。このあとしばらく心臓の動悸が収まらなかったし、今でも思い出すとドキッとする。

(確か)ゲート前にATMが1台あった。いの一番にSIMを買うためにキャッシングしようと思ったのだが安定のWindows画面。去年も空港のATMでこの画面見たな…キャッシングは諦めてあとにし、持ってきたドルでSIMを買うことにした。
去年は二人ともNcellのSIMを買ったんだが、今回は繋がりやすさを比較するために俺はNepal Telecom(NTC)、彼女はNcellにしてみた。結論からいうと繋がりやすさは断然NTCのほうがよかったし、Ncellは海外旅行者向け高額プランしかなく、はっきりってNcellにする意味はほとんどない。

NTCは900ルピーほどだが、Ncellは今年から海外旅行者専用プランで16ドルになった。
玄関フロアまでいってATMでキャッシング。前回途中お金が心細くなった経験を踏まえ今回は少し多めにキャッシングしておく。俺は12万ルピー、彼女は7万ルピーで二人で19万ルピー。さすがにこれだけあれば行って帰ってくるまで大丈夫だろう。
明日はChabahilでバスに乗る予定なのでタメルではなく、Chabahilでホテルを取った。空港からChabahilまでさほど遠くなく歩いても1時間程度だとは思うけどちょっと暗くなってきて疲れていたのでタクシーにする。しかしタクシーアプリPathaoを使っても全然捕まらない。Pathaoは正規料金のみなのだが、Chabahilは近すぎて儲からないんだろう。仕方ないので駐車場のタクシーで直接交渉して600ルピー。正直かなり割高だがしゃーない。

ChabahilのホテルHotel Kailash。トイレ・シャワー付きで2000ルピー。探せばもっと安いところもあるだろうけどカトマンズ市内でそこまで気合いれて探すつもりもないので十分。

Chabahilのバスチケットカウンターで翌日のSalleriまで行くバスを予約。二人で5000ルピー。思ったより高かった。チケットカウンターも場所わかりにくくて人に聞いたりして探した。

前回は日本でダイアモックスを処方してもらっていったけどウェブ診察と薬で1万円近かった気がする(あんまり覚えていないが)。ネパール国内ではダイアモックスは流通してないのだが、同じ成分であるZolamideを買うことができる。薬局でダイアモックスくれといえばすぐZolamideを出してくれる。2週間十分な量で300ルピー。飲み方はダイアモックスと同じく、高所に行く前日から半量ずつ飲んで、高所では体調に合わせて飲む。今回もこれのお陰で耐え抜けた。

Chabahil近くのローカルなレストランでチョーメンを食べる。味はそこそこで量がやたら多いネパリスタイル。俺はなんとか食べきったが彼女はちょっと残していた。225ルピー。


Wi-FiのQRコードといっしょにひらがなが練習してある。

2025年12月20日土曜日

2025-11 ネパール エベレストトレッキング再 荷物編

2024年10月にエベレストトレッキングしたのに続き、2025年11月にもエベレストトレッキングしてきた。もちろんまったく同じルートではつまらないので少しルートに違いはあるがエベレストが見えるとこに行ってきたことに違いはない。ルートは大まかに言うとサレリ〜ルクラ〜ナムチェ〜ポルツェ〜ゴーキョ〜レンジョラパスの峠越え(正確には少し違うが、わかりやすい地名だとこう)。

まあ道中の話はおいおい書くとして、まずは持っていった荷物について。

前提としてうちらは40代、30代の男女。登山をたまにすることもあるが普段そんなに運動せず二人ともどちらかというと体力はないほう。ただ勢いと根性でなんとかしようとする傾向が強く、前回のトレッキングもポーターガイドなしでなんとか峠越えできたので今回も同じようにやろうと目論んだ。(本当はトレーニングしておくべきだとわかっていたが二人ともぐーたらなのでやらないまま行くことになった)

そして先に言っておくと二人とも荷物を持ちすぎである。これを参考にするなら、反面教師として読むべきであろうと忠告しておく。また、エベレストトレッキングルートにおいてもルクラ、パクディン、ディンボチェといった主要な集落、特にナムチェバザールでは必要なものはすべて買える。なので以下に書かれているものは必要であれば現地で購入できる、と考えてもらって差し支えない。
重要度
◎ 絶対必要 ないと話にならない、命の危険がある
○ 基本必要 なくても命の危険はないかもしれないがかなり困難度が上がる
△ なくてもいいけどあると便利
✕ なくていい、重しになるだけ

◎レインウェア 10月以降の高所では雨はほとんど降らない。降るとしたら雪。でもレインウェアは防雪、防風になるので上下とも必須。
○ダウン 行動中に着ることはあまりないが夜や朝はロッジ内でも寒い。上下あったほうがいい。mont-bellを利用。
△ヒートテック 暖かかったが、他のものを着込んで対処できそう。
△コンプレッションウェア 行動中ジャージの下に着ていたがなくてもいい。
△ウィンドブレーカー レインウェアとかぶってた。なくてもよかった。
○Tシャツ、靴下、パンツの着替えは各3着。1着を行動用、1着を寝るとき、1着を予備(洗濯してるときとか)で回す。行動用と睡眠用の2着でもギリいける。もちろん化繊の速乾性。
△ジャージ上下 行動時はジャージ上下をベースにしてることが多かった。自分の好きな運動用服があればよい。
○タオル 2枚持っていったが1枚でいいかも。
◎手袋 雪用グローブと薄手の手袋の2種。高所では薄手手袋は耐えられない。逆に雪用だけだと下では暑い。
◎登山靴 ナムチェより先に行くなら少なくともトレッキングシューズは必須。11月は雪もあるので登山靴のほうが安心。インソールもあると良い。古い靴はゴムの状態に注意。
△ゲーター 11月の峠越えは雪が深いところがあり、靴に雪が入ってくるのを防ぐためにゲーターはあったほうがいい。でもなくてもなんとかなる。
○チェーンスパイク 峠越えするなら必須。5000m上では雪が凍った斜面もありアイゼンのほうが望ましい状態だが、アイゼンは重いしめんどいのでほぼみんなチェーンスパイクを使っている。
△スニーカー トイレ用、ロッジ用などでスリッポンを薦めてる人も多いが、11月の高所はとにかく寒い。スリッポンは足が冷えるので軽いスニーカーが自分のお薦め。
○トレッキングポール ずっと不整地を歩き続けてバランスを崩しやすいし、降り続けて膝を痛めやすい。よほど登山に慣れて自信がある場合以外ポールはあったほうがいい。石突きのゴムがないと石にあたって響くのが好きではないので自分的には石突きゴムは必須。ルート上でたまに拾う。
○帽子 耳も隠れるもの。
○マスク 乾燥と寒さと土埃で喉をやられるので極力マスクをしていたほうがいい。またはフェイスガード。ローカルのガイドやポーターでもマスクしてる人は多い。
◎サングラス 標高が高く紫外線が強いので必須。メガネ拭きがあるとカメラのレンズも拭ける。

◎ザック カリマーのクーガー75−95という大きなザックを使用。ザックだけで3kg近い。普通はこんな大きなザックを使わない。
△ザックカバー 土埃で汚れたり、雪で染みたりするのであったほうがいい。風でいつのまにか飛ばされていることがあるので使うときはしっかりザックに固定。
△デイパック ロッジに荷物置いたまま散策したりピークにアタックするのにあると便利。荷物を全部部屋で出してザックを使っても構わない。
○水筒 ロッジで1Lのホットドリンクを頼んで入れておくと道中温かい飲み物が飲める。
△ナルゲンボトル ロッジで水を入れてもらう。水筒とボトル両方持つべきか悩みどころ。
○ビニール袋、ジップロック 何かと重宝するので数枚あるとよい。重くもないし。
○ヘッドライト 部屋、トイレの電気がつかないというのは普通なのでほぼ必須。スマホのライトだと手が塞がってしまう。電池は新品をいれておけば多分交換する必要はない。
✕寝袋 スリーシーズンの寝袋を持っていったが一度も使わなかった。ただ1kgの重しになっただけ。着込んで布団に潜り込んでいれば寝れる。ただし今回は天候が良かったのと、EBC側ルートではないのでゴラクシェプのように5000m超えでは泊まっていない。安心のため薄手の毛布はあってもいいかも。エマージェンシーブランケットは寝るとき使うと内側が寝汗で濡れるのでやめたほうがいい。
△ネックウォーマー 風邪を引きやすいので喉は冷やさないように。

△カメラ 元々使ってるフルサイズの一眼レフを持っていったがこれだけで1.5kg。本当はフルサイズでなくてもいいからもっと軽いミラーレスが良かったが、予算がなかった。バッテリー予備、充電器も忘れずに。
△カメラバッグ 首からかけるタイプのバッグ。土埃が多いので使わないときはなるべくバッグに入れておいたほうがいい。
△三脚 大きな三脚ではなく、ミニサイズでかつ一眼レフに耐えられるものを持っていった。2回星の撮影にも利用。
△Insta360と自撮り棒 完全に自分の趣味。
○モバイルバッテリー Ankerの20000mhAひとつ。
△ソーラーパネル 軽量モデルを購入し、頑張ってそれなりに使ったが利便性は今ひとつ。多少お金払ってロッジで充電することに決めておけば、パネルを持っていったが結局ロッジでも充電した、という無駄を避けることができる。
◎変換アダプタ ネパールに対応したもの。ネパールのコンセントは基本ゆるゆるできっちり刺さることはない。なのでコードが短いと外れてしまい充電できないということが多いので、1m以上のUSBケーブルも必要。充電器はUSB二口くらいの。
△Kindle 昼過ぎにつくとどうしても時間を持て余す。本を何冊も持っていくのは大変だがKindleなら何冊でも入れておけるし、バッテリーも2~3週間は問題ない。

◎歯ブラシ、日焼け止め、メイク落とし
○ダイアモックス 高山病対策。日本で処方してもらうと高いがネパールでは同成分のZolamideが格安で入手可能。
○風邪薬 周りの人の話を聞いてもトレッキング中に1回は風邪を引く。
○痛み止め 実は筋肉痛に使える。
○咳止め、トローチ とにかく咳が出やすくなる。
○胃薬 食欲不振でも食べなきゃいけないし、頑張って食べると胃もたれする。
△栄養剤、のど飴、酔い止め、目薬、絆創膏
△ホッカイロ どうしてものときのため数枚持っていくくらい。体が冷え切ったときに背中に貼って温まった。
○トイレットペーパー 紐を通して首から下げれるようにしておく。
○耳栓 隣の部屋がうるさかったり、外で犬が吠えてたりする。
△アイマスク
△爪切り 3週間のトレッキングなので少し伸びてくる。
△虫刺され 蜂に刺されて下山した人もいるらしい。
△かゆみ止め

△接着剤 彼女の登山靴のソールが剥がれてきて活躍することになった。
○ボールペン 小さなノートを持っていって毎日日記を書いた。
△テープ
△紐 洗濯の部屋干しとかに
△ライター
△筆記具 毎日日記を書いていた。スマホでもいいがバッテリーを使わない。
△あやとり 教則本と一緒に。暇つぶし。

○お菓子 ハッピーターン、カロリーメイト(的なやつ)
△インスタントコーヒー お湯を頼むとカップで出てくるのでそこに入れる。コーヒーを頼むと150ルピーでお湯だと100ルピー、みたいなちょっとだけの節約。プラスチックのスプーンもあるとよい。
△アミノバイタル 行動中、到着時の1日2本×日数分
○コップ 歯磨きに使ったりコーヒー飲んだり。
✕水着
✕グラスコップ
✕マドラー

◎財布、スマホ、パスポート 財布から余計なカードなどは抜いておいたが、帰国途中のインドの保安検査で財布チェックされたときに日本の小銭をいっぱい入れたままだったことに気がついた。

これらをザックにいれて、出発直前に持つ前と持ったあとで体重計測したところ19.2kgだった。雪山登山と比べれば軽いとはいえ、普段ろくに運動しない人間が自分で背負ってトレッキングする荷物としては重すぎる。寝袋、ソーラーパネル、三脚は削って、カメラを軽いのにして、もう少し軽いザックにすればもう3〜4kgは減らせたかもしれない。自分で持つにしても普段登山してるわけじゃないなら15kg以下にしておくべきだと思う。

出発前、荷物なし。
荷物を持ったところ。

2025年10月6日月曜日

2024-10-31 ネパール 温泉探索 2日目 タトパニ~シャブルベシ

 

夜についたので、朝ロッジの窓を開けて初めて自分のいる場所の風景を認識する。

ここはグーグルマップで出てきたタトパニ(温泉)なわけだけど、数少ない写真が本当にこの場所なのか断言ができないし、お湯はなかった、みたいなコメントもあり温泉があるかは行ってみなきゃわからんという感じだった。ドキドキしながら集落の中に歩いていくと…



温泉あったーー!!少しぬるめだけど、ちゃんと温かいお湯が出て、貯められている。最初ローカルの人達が数人入っていたが、空いたので俺らもはいる。脱衣所的なものはなかったので隠れるようにして水着に着替える。ネパールは全裸禁止。彼女もラッシュガード持参。ちなみにネパールの温泉を細かく探すと10箇所くらいあるんだけど、ここ以外はすべて沢沿いにある(俺調べ)。山腹から山々を眺めながら入れるのはここだけだ。

なお日本に戻った後、たまたま読んだガイドブックにここの温泉のことが少しだけ書かれていたが、そこには「2015年の地震の影響でお湯がでなくなった」と書かれていた。ということはその後再度出るようになったのだろう。よかった。

8時50分ロッジを出発。宿代は記録してなくて不明。そんな高くはないと思う。


対岸に渡りたいので、車道から外れ谷を一気に下る。道がどれほどあるのか不明だったけど一応マイナーなトレッキングルートらしく、数人登ってくるトレッカーとすれ違った。

秋だけど桜が咲いていた。

吊橋を渡る。わりと立派な吊橋だ。ここもネックだったところで、ネパールはインフラがまだまだ未整備なところが多く、吊橋が落ちるという事故もよくあるらしい。マイナーな道で吊橋が通れなかったら困るなと思っていたのだが無事渡れた。

橋を渡るとごく小さな集落があった。この上流にグーグルマップでTatopaniとなっている場所があったのだが、それ以上の情報は書かれていない。さて、ここに本当に温泉があるのか、それが俺の最大のチャレンジ。彼女はちょっと疲れているから集落で待つということで、俺も荷物を下ろして空身でTatopaniへ向かう。



もともと工事現場?への道だったようだが今は使われおらず半分崩落している。ただ砂利の上を歩いている最近の足跡もある。工事もしていないのに踏み跡があるということは、この先に何かしら目的があるということだ。果たしてそれは…?

30分ほど歩いてどん詰まりまでいくと、小屋の前で車座になっている男女が見えた。近づいていって、俺が指さして Tatopani, OK? と尋ねると OK と返ってきた。温泉はありました!


おそらくここでダムに関する何らかの工事が行われ、そのときに出てきた温泉なのだろう。瓦礫の下からぬるい水が排水パイプで流れ出し、貯められている。でもこれは温泉だ。素晴らしい。俺は完全に自然の野湯より、こういう人の手が少し関与した野湯こそが一番好きなのだ。そしてここをグーグルマップに追加した誰かに感謝。

ちなみにこれをグーグルマップでレビューしておいたら、数カ月後にここを訪れたトレッカーが「ただの温かい下水だ」とレビューしていたw まあ野湯という概念を持ってないとわからんよね。

車で越えられる中国国境が近いので中国物資が多め


チリメの街まで歩いて、ローカルな食堂でチョーメンを食べる。店内に虫が多いがチョーメンは美味しい。ここから峠を越えてシャブルベシまであと数時間歩くつもりだったのだが、ジープのドライバーにシャブルベシまで1000ルピーで送っていこうかと言われたので乗ることにした。ただ他のところいってくるからここで待っててくれと言われる。

彼女がネパールにチェキを持ってきていて、時折子どもたちを撮っては印刷してあげていたのだが、チリメの人たちが一番反応がよかった。近所の人達まで集まってきて撮影会になっている。みんなスマホは持っているのでスマホで写真は撮れるだろうけど、やはり印刷した写真というのはそれとは違うのだなと認識。

ジープで30分も走ったらシャブルベシに着いた。ドライバーが「俺は明日カトマンズのほうに行く用事がある。数千ルピー(細かい金額忘れた)で乗っていかないか?」と誘ってきた。来るときのバスに大きな不満なかったのだけど、彼に乗せてってもらったほうが小回りが効くかなと思ってお願いすることにしてWhatsAppを交換した。ところが夜になって翌朝の待ち合わせを決めようと連絡したのだが連絡がつかなくなり、どうしたものかと思っていたら夜中に「ミスターすまない、なんたらかんたら」と連絡があった。はっきりとはわからないが行けなくなったという意味だろうと判断し、結局帰りもバスになった。

シャブルベシはそんなに古いロッジなさそうな感じだったので、一回りした後適当なホテルにチェックイン。熱いシャワーも使える。


そしてシャブルベシも川沿いにTatopaniというプレイスがあるので行ってみた。俺らが下りるとき登ってきたトレッカー?に Not so good. と言われたが、行ってみるとわずかにお湯が出ている状態だった。まあこれも確かにちゃんとした温泉を期待してたらがっかりするかもな。でも俺にとってはむしろご褒美です。Tatopani最高。

ちなみに浴槽の奥の崖にパイプがあって、切れ目からけっこう熱いお湯が漏れていた。これを直したら浴槽にもっと熱いお湯を貯められそうだけど、ネパールの人はそこまでして温泉に入ろうっていう気持ちがそんなにないのだろう。ちょっともったいない。


ネパールは昔ほどではないとはいえ今でも電力事情がよくないのにやたら電飾したがるというのはネパール日記の最初に書いたが、秋にあるティハール(光の祭り)のときはそれが最も盛り上がる。この日はちょうどティハール初日。ホテルからイルミネーション頑張るなあと眺めていたら停電した。隣のトレッカーと顔を見合わせてThis is Nepal.と笑い合う。

翌朝7時頃バスに乗ってカトマンズへ戻り、翌日1日だけカトマンズの観光をして夜の便でタイ経由で日本に帰った。ネパール、とても楽しかった。そして予定していた計画のすべてを実行できたのは運も良かったし、ネパールで出会った人たちのおかげでもあった。初めての海外旅行がネパールで良かったと思う。(完)

家に幸せを呼び込むティハールの飾り