土日で友人の車で長野県の角間温泉に行ってきました。角間温泉はあまり階段はない場所ですが徒歩で行ける渋温泉、湯田中に階段が多いようなので、温泉に入って翌朝からそっちで階段巡りです。
角間温泉にはほとんど路段がない。庚申塚前の階段がわりあいよかった。
角間温泉から角間川へと降りる階段。私道のようなので通ってはいません。
坂を下って横湯川へ。横湯川を渡ると渋温泉です。
角間温泉、湯田中周辺ではいたるところで温泉が湧いてました。湯量豊富な地域なのですね。
湯田中周辺は温泉街のわりに意外にのっぺりとした階段が多かった。その中でこの階段は温泉街らしい情緒のある階段です。
これが今回の白眉の階段。川沿いの低地から上の方へと抜ける、住宅街の階段ですが階段のカーブや花の咲いているところがとても素敵です。
上からみたところ。奥の対岸が角間温泉です。中央は渋温泉あたり。
渋温泉は川沿い~崖の中腹にありますが湯田中側は川沿いと崖上に二分されています。崖はかなり急峻です。
おまけ。こういう微妙に余ってしまって使い道に困る土地を「残余地」というそうです。
宿泊した角間温泉「角間荘」。自炊部がある宿でご飯は共有キッチンを使い自分たちで作ります。代わりに宿泊料は4320円と格安。それでいて温泉は源泉掛け流し、24時間入浴可能です。階段の数は少なかったけどいろいろ回って温泉も入れて楽しいフィールドワークでした。
全階段写真 2014-06-15 角間温泉 渋温泉 湯田中
ほぼ全階段位置マップ 2014-06-15 湯田中
Tuesday, June 17, 2014
Sunday, June 8, 2014
双子階段 兄弟階段
階段の多い地域ではよく見かけるが、階段が並んで作られていることがある。並んで作られることになる理由としては「地権者が違う」「拡張した」等が考えられるが実際のところは聞いてみなければ不明である。
板橋区 赤塚 |
そのうち同時期に作られたと思われるものは「双子階段」と呼ばれる。これは同時期に並んで作りつつ敢えて分割しているわけだから地権的な理由が多いと思われる。
そして時期が違うものが「兄弟階段」となる。こちらは拡張や修繕の必要から作られることが多いのではないだろうか。
そのように作成の経緯が気になる兄弟階段であるが、ここに興味深い資料がある。
そして時期が違うものが「兄弟階段」となる。こちらは拡張や修繕の必要から作られることが多いのではないだろうか。
そのように作成の経緯が気になる兄弟階段であるが、ここに興味深い資料がある。
広島市現代美術館にあるふたつの階段には次のような看板があるそうだ。
新旧ふたつの階段 ムーアの広場へ降りる階段は、戦後間もなくつくられた旧階段と、この一部を削ってこのたび新しく整備した部分からなっている。これは、歴史の積み重ねのうえに現代があることを象徴的に表現したもので、広島市現代美術館をとりまく環境に歴史的な厚みを加えることを意図している美術館前とはいえ階段自体は芸術作品ではないわけで、ここまで制作経緯と意図が明確な階段というのは他に例がないのではないだろうか。
これからは兄弟階段を見たら、「ふーむ、歴史の積み重ねのうえに現代があることを象徴的に表現していて、とりまく環境に歴史的な厚みを加えているな」と感想をもらすと階段通ぽくて尊敬されるかもしれない。
横浜 根岸 珍しい三つ子階段 |
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