2026年6月25日木曜日

2025-11-14 ネパール エベレストトレッキング再 14日目 ゴーキョ~レンジョラパス~ルンデン 5345mの峠へ

5時に起床し、6時朝食。俺はベジサンドイッチで、彼女はハッシュブラウン(ふたりともハッシュブラウンがなにかわかってない)。どちらもめちゃくちゃニンニクが効いててちょっときつかった。

二日間の宿代は13930ルピー。1日あたり7000ルピー。今回のトレッキングで泊まったロッジの中では飛び抜けて高いがそれでも去年のゴラクシェプ二日間で23450ルピーよりは安い。今回めちゃんこ高いのはゴーキョだけだと思うのでがまんしよう。しかし注文がネパール語で書かれてるの初めて見た。何頼んだのかまったくわからん。

6時40分 出発のときあんまり表に出てこなかった女将さんが声をかけてきてリフレッシュガムをくれたw やっぱニンニク効きすぎって思ってるんかな。

道が凍ってて滑り落ちそう。
ゴーキョレークIIIの横を通りながら夜明けを見る。

8時20分 標高4950mあたりで雪が深くなってきたのでチェーンスパイク、アイゼンを付ける。

5000mを越えてから彼女の足取りが重くなってきた。前日のゴーキョリでは彼女のほうが元気だったのに今日は俺のほうがけっこう調子いい。そのため彼女の荷物をできるだけ俺のザックに移しておく。



レンジョラパスまで3回くらいかなり急な斜面があって、とてもしんどかった。下ですれ違った人に「峠まであと30分だよ!」と言われてそんなわけねーだろと思ったけど、実際そこから峠まで1時間半かかった。英語で話したけど雰囲気的に日本人っぽかった。あれはちょっとむかついた。適当なこと言うな。

12時、レンジョラパス(標高5345m)到着。俺もかなりしんどかったが、彼女は撤退を考えてたくらい限界ギリギリだったようで写真を撮ったらすぐに反対側に降り始める。

今更だがレンジョラパスの「ラ」も「パス」も峠のことなのでレンジョラパスはレンジョ峠峠と言ってることになる。なので記録によってレンジョラ、レンジョパス、レンジョ峠と書かれていることもある。

よく見る地形名
ラ=峠
リ=山
ツェ=湖
コラ=川

峠から下に湖がみえる。グーグルマップではNgoldumba Tshoという名前。降り始めてすぐのところで登ってきた人にあとどれくらい?と聞かれてすぐそこにもう見えてるよ、5分もかからない、と教えたらめっちゃ喜んでた。気持ちはわかる。

その後の7,8人のトレッカーグループの中にひとり日本人でけっこう高齢の方がいた。すごいな。ゴーキョ側はひたすら直登だったのになぜかこっち側はすごい曲がりくねって降りていく。真っすぐの道ならもっと早く降りられるのに…

Ngoldumba Tshoで遊泳。前回のトレッキングでは4回湖に入ったが今回はこの1回のみ。それでも標高5000mで泳げたので満足。死ぬほど冷たかった。ルートから湖まで離れてたら入るのきつかったけど、ちょうど湖の真横を歩く道だったので時間ロスがほとんどなかったのも助かった。

あとはルンデンLungdenまで降りるだけ。しかしこれがめっちゃ遠い。そして実はちょっと水が不足気味。ないわけじゃないがガブガブ飲めない。

北アルプスの双六岳の天空の滑走路のような風景。

16時、やっと下にルンデンが見える!ここからまだ1時間かかりそうだけど真っ暗になってたどり着けない、ということにはならないので一安心。ちなみに他の人のトレッキング記録で、この峠越えが5時間という地元の言う時間を真に受けてゴーキョを昼に出たら全然間に合わなくて真っ暗になって、しかもヘッドライトもなくてほぼ遭難状態でルンデンについたという記録を読んだ。さすがにそれは無謀すぎると思う。登山に興味なくてもエベレストトレッキングするなら日本で何度かそれなりの登山しておいたほうがいい。そうすれば何が必要か、どういう行動すべきか少しわかるだろう。

彼女の荷物も詰め込んだので25kgくらいになってる。重さだけで言えばポーター並み。ただポーターはこの荷物でスタスタ登っていくわけなので、実際には雲泥の差がある。

17時、ロッジに到着。ルンデンには今ロッジが3軒くらいあるっぽい。そんな古いところもなさそうなので適当なところにチェックイン。

疲労で体が冷え切って寒さで震えていたが、お茶を飲んでストーブにあたってなんとか生気を取り戻した。他のトレッカーにどうだった?聞かれたので Completely knackered! と言ったら笑っていた。それからネパール出身で今はノルウェーに住んでいるという女性としばらく話した。

晩ご飯はトゥクパ。とにかく疲れた。しかしやりきった。

レンジョパスを越えるのはナムチェを出発してターメに向かう時計回りルートとゴーキョからくる反時計回りルートがあるわけだけど、圧倒的にゴーキョから越えるのをお勧めする。ゴーキョは標高4750mにたいして、ルンデンは標高4350m。400mも標高差があるし、ゴーキョにはゴーキョリという5400mのピークがあるので前日に登っておくとそれだけ高度順応になる。ルンデンからだと5000m登ったことない状態でいきなり1000mも標高を上げていくことになる。これはかなりしんどい。

レンジョラパスとチョラパスの比較で言えば、レンジョラパスのほうがハードだと思う。チョラパスはゾンラから峠まで急な登りが少なくだいたいなだらかだったのに対してレンジョラパスはかなり急登だった。

もし3パス(レンジョラ、チョラ、コンマラ)を一気に狙い、後半にカラパタールやコンマラといったクライマックスを持ってきたい人はルンデンから行かざるをえないが、そもそも3パスを狙うような人は体力おばけだろう。

2025-11-13 ネパール エベレストトレッキング再 13日目 ゴーキョ~ゴーキョリ 5000mでハッピーターン破裂

6時半に朝食、サンドイッチ。ポテトはついてなかった。二人で違うサンドイッチ頼むと半分交換できる。ゴーキョリに向かうが今日はまたゴーキョで泊まるので部屋に荷物は置いたまま。


7時に出発したときはかなり寒かったが、ゴーキョリへ登り始めしばらくすると日が当たるようになって暑くなってきた。5000mくらいから歩くところにも雪が出てきて歩きにくい。



ロッジで限界までパンパンだったハッピーターンの袋が5000m近辺でついに破裂。ハッピーターンの袋は5000mまで耐えられる、これだけ覚えて帰ってください。

激しい高山病は出ていないが、足取りがかなり重くなかなか登れない。彼女のほうがずっと早い。去年のカラパタールと同じ状況だ。一歩一歩登って10時半にやっとゴーキョリ(5357m)に登頂。左の一番高い山がエベレスト。


恒例の山岳クリームソーダ。持ち運びしやすいと思ってクーリッシュを持ってきたのだが、よく考えたらクーリッシュはもみほぐして柔らかくしやすい、つまり凍りにくいアイスなのではないだろうか。昨日の晩窓の外に出しておいたが少しも凍ってなかった。なのでクリームソーダというよりマーブルのソーダになっている。あと一応途中の植物に生えていた赤いベリーの実を乗せている。ちなみに彼女は一度溶けたクーリッシュの味が好みではないらしく、これはイマイチと言っていた。がんばってここまで持ってきたのに…

なお100均で買ったグラスは帰りの飛行機で割れてしまった。でも適当にタオルにくるんだだけなのに、2度もエベレストトレッキングに耐えたのはすごい。そして割れ方がまるでアマダブラムのようだったので適当に金継ぎっぽく補修して記念に取っておくことにした。


ところで去年ゴーキョリに登った時に水着で写真撮ったんだが、最近山と食欲と私14巻を読んでいたら作中で登場する大猿渡直紀という架空の人物の書いた本の表紙がゴーキョリから見たエベレストだと気が付いた。たまたまここで同じようなことをしているってなかなか面白い偶然だ。


登りは3時間以上かかったが下りは1時間半。彼女にチェーンスパイク渡したらとても使いやすいと言っていた。

ゴーキョリに登らず、ずっと北にあるゴズンパツェ Ngozumpa Tse (5553 m)というピークを目指すアイデアもあったんだがそこの麓にいくのに3時間かかるだろうし、登ってる人がほとんどいないからルートも雪で埋もれてそうだし、チャレンジしたところで失敗する可能性100%だったろうからゴーキョリにしておいてよかった。

※しかし今から思うと、ゴーキョリから降りたあと、北にあるゴーキョレイクIVやVを見に行けばよかったな。なぜ思いつかなかったのだろう。

イタリア語の名前のロッジに入って、カルボナーラを注文。1200ルピーとけっこうなお値段だが久しぶりに違う味を食べて気持ちをリフレッシュできた。

ゴーキョは水環境がよくなく、高級ロッジなら離れた沢から水を引っ張ってきてるが普通のロッジは湖の水を汲んでるだけで、消毒薬があっても飲むのがためらわれるのでゴーキョでは水を買った。

日の出から日の入りまで一日中ソーラパネルの充電をしていたら15%から67%になった。20000mAのモバイルバッテリーなので10000mA充電できた計算。レンジョラパスの向こうでも充電するタイミングあるだろうから、なんとか有料で充電はしないでいけそうだ。無駄になるかと恐れいたがソーラパネル持ってきた甲斐はあった。

ゴーキョはモバイルバッテリーのフル充電1600ルピー。ゴラクシェプの2500ルピーよりは安い。

チョオユーが赤く染まっている。チョオユーは8201mで、8千m峰の中では一番登りやすいといわれているが、左のなだらかな稜線を見ていると確かに俺でも登れそう…とちょっと思う。絶対無理だけどな。

夕食はチキンカレー。スモールライスと伝えたがガン無視で大盛りライスで食べきれない。夕方についた中国系のソロトレッカーが、入ってきてからずっと1日で自分がどれだけ歩いてきたかを大声で自慢しててかなりめんどくさかった。

2025-11-12 ネパール エベレストトレッキング再 12日目 トーレ〜ゴーキョ ネパールの槍ヶ岳

6時起床。ネズミが食料を狙うらしく、食料は上に上げてある。
朝食はシェルパシチュー。ご飯も入っていてかなり雑炊に近い。

宿代4850ルピー。ちょっと高くなったが昨日のお昼もここで食べてるしめっちゃお茶飲んでるのでまあそんなもんか。7時出発。

標高が高いので道が凍っている。

トーレから少し行ったところにある閉めたロッジ。このへんはストリートビューで2014年頃の写真が見れるのだがここのロッジが写っていてやっている可能性もあるかなと思っていたがやっていなかった。けっこうきれいだし今でも使えると思うがまあトレッカーがいないからな。というかストリートビューはなぜ一般的なマチェルモ側ではなくこのルートを通ったのか。


10時にNHA(ナー?)という氷河の終端にある集落に到着。このあたりからゴーキョまでもう集落がないので食事できるところがあったらいいなと思っていたらロッジらしき建物を発見。中に入って尋ねると食事OKだった。ラッキー。時間かかるものはさけてララヌードルにしておく。しかし彼女がモモを頼み、それに時間がかかって出発したのは11時。


橋をわたり、右岸のゴーキョルートに合流する。ゴーキョルートはけっこう人が多い。かなりしんどそうにしてる人もいた。このあたりで標高が4500m。そりゃ高山病にもなるよな。俺らは薬飲んでるし、ナムチェからここまで何日もかけてるので高度順応については問題ない。


ここでいくつか階段を登り氷河の横に出ていくと、そこから雪が現れた。踏み跡はあるし問題はないのだがちょっと歩きにくい。


13時、俺がネパールの槍ヶ岳と呼んでいる山の前で記念写真。ゴーキョレイク1あたり。ここからゴーキョまで1時間くらいかな…と思ってたらゴーキョまで2時間半かかった。

やっとゴーキョが見えた。7時出発だから8時間かかってる。荷物さえ軽ければ6時間くらいの道のりだろう。


ゴーキョは新し目のロッジや高級ロッジが多く、昨年泊まった古いロッジは今やってなかった。もう一つボロ…古いロッジがあったのだがそちらはローカルの人でいっぱいということだったので、まあ普通にきれいなロッジにした。ここは主人が渋く優しい人だった。明日はゴーキョリに登るのでここに2泊する。

ネパールロッジで温かい飲み物を1Lで頼むとこういう水筒で出てくる。蓋は必ずアルミ。

夜ご飯はダルバート。

ゴーキョも電波が入らないので24時間のAirlink WiFiカードを購入。1500ルピー。ルクラからの帰りの飛行機をまだ取っていなかったのだが、そろそろ取っておかないと空きがなくなってしまうのでカトマンズの知人に連絡し19日の飛行機の手配をお願いする。一人225ドル。ルクラの飛行機は前日に航空会社のカウンターでリコンファームする必要があるので、チケットを手配したら何が何でも18日午後にルクラに到着しなくてはならない。しかしもうここまできたら遅れる要素はレンジョラパスを越えられるかどうかのみ。越えられるにせよ、越えられないで撤退するにせよ、日程に遅れはでない、はず…

※少しいいホテルなどに予約してる場合はホテルにリコンファームを代行してもらえるらしい。また、リコンファームしてなくても順番は後回しになるけど乗れないわけではないという話も。