スリバチという言葉をご存知だろうか。地形ファンなら耳にしたことがあるかもしれない。以下に定義を引用しよう。
われわれが「スリバチ」と呼ぶのは、台地に低地が谷状に切れ込み、三方向が斜面に囲まれたような形状の地形になっている場所のことです。 - 東京スリバチ学会
このような形状のことであるわけだが、都市部においてはっきりとしたスリバチ地形であればそこにはたいてい階段があるのである。
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東京 板橋 |
見返り階段も対岸に階段が見える地形が前提となっているので、スリバチ地形であれば見返り階段がある可能性も高くなる。しかし谷底に川が走っている場合スリバチではなくただの谷間であるのでスリバチではない。見返り階段があればスリバチであるとは言えないことには注意が必要だ。
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横浜 保土ヶ谷 |
ちなみにスリバチ学会は頻繁にフィールドワークを行っているが、スリバチ学会がフィールドワークを行う場所と階段巡りフィールドワークを行う場所はかなり重なっている。これもスリバチと階段の関連性を示しているといえるだろう。
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東京 落合 |
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